保美豚だより vol.1
「保美豚だより」がスタートしました。このニュースレターは3ヶ月に一度の季節ごとの発行とし、保美豚のお肉の美味しさの秘密やこだわり、おすすめレシピ、食育コラムなどを店頭での配布と合わせて、web版としてのこちらのブログと連動してお届けします。子供たちの未来に必要な食の安心・安全のための「食べること」について、子どもと大人が「共に学ぶこと」を応援して参ります。
保美豚のお肉が美味しい理由
こだわりその1
■抗生物質(こうせいぶっしつ)とは?
抗生物質(antibiotics)は、バクテリアなどの細菌が原因でおこる病気の進行を止める薬です。この抗生物質は「成長促進」の効果もあり、食用動物の飼育にも広く使用されています。
抗生物質は、「病気の治療」として効果的なのですが、その反面で抗生物質を使い続けるとだんだん効かなくなってきます。「耐性菌」(たいせいきん)が出来てくるからです。そうすると、また新しい薬を作って使用し続けなくてはなりません。
これは、「薬剤耐性菌」の問題として、近い未来に人や動物の健康に大きな影響があると言われています。
保美豚では、子供達の将来の安全のため、抗生物質を使わなくてもよい、健康な豚を育てています。
「薬剤耐性菌」についての詳細→「保美豚の取り組み」より
この取り組みがお肉の味にもなり、皆さんに「自然でおいしい」と喜んでいただいている理由のひとつです。
おすすめレシピ
【豚肉の塩麹漬け ねぎダレ添え】
<材料> (4人分)
・豚ロース厚切り 4枚
・塩麹 適量
(なるべく手作りが良いですが、なければ市販のものでOK)
塩麹の作り方はこちら
・米油 適量
■ねぎダレ
・ねぎ 3本
・塩麹 小さじ2
・ごま油 小さじ2
<作り方>
①豚ロースに塩麹をうすくぬり、1〜2時間冷蔵庫でつけておく。
②ねぎを小口切りにし、塩麹とごま油を混ぜ合わせる。30分ほどおくとなじんできます。
③豚肉の塩麹を軽くふきとり、熱したフライパンに米油を入れ、最初は中火、こげめがついたら弱火にする。
④火が通ったらお皿に盛り、ねぎタレをかけて出来上がり!付け合わせに好みの野菜を合わせてね。
保美豚食育コラム
はらぺこぶーたんと一緒に考える「食」のこと
【第一回】
「食育」って何だろう?
健康で元気な豚を育てることが、人と動物と環境全体のしあわせを支える、保美豚はそう信じています。しかし、食べ物を選ぶのはみなさん1人1人です。世の中にあるたくさんの種類の食べ物の中から、何を選んで、どのように食べるかを判断するためには、先ずは食べ物について「知ること」が何より大切です。
はらぺこぶーたんと一緒に考える保美豚食育コラム「たべて生きる」を通して、これから一緒に少しずつ「食」のこと学んでいきましょう!
ー食育基本法ー
日本で2005年に定められた「食育基本法」は、”国民の食について、いよいよみんなでどうにかしないといけない!”と考えられ、作られた世界でも珍しい法律なのです。子供の豊かな人間性と生きる力を育むためには、何よりも「食」が重要、と書かれています。食育基本法前文
「食」を通して子どもと大人で一緒に学びたいことはたくさんあります。「だれかと一緒に食べる」ということ、栄養のこと、「旬」の食材のこと、農業や漁業のこと、自然や四季のめぐり、地域のこと、料理のしかたなどなど・・・全てが心と体を育む大切な文化です。
食育を学ぶ最初の一歩
【配膳を整える】
「食事は大事な時間」だと感じるひとつに、【配膳を整える】ということがあります。和食の基本的な配膳マナーはご飯が左、汁ものが右、おかずが奥
という位置で並べます。
これは、中国から伝わった日本古来の「左上位」という考えから、神聖な食べ物として扱われる米が左に置かれるように決められたことに由来しています。でもまずは難しいことは考えず、『ご飯が左、汁物が右、おかずは奥』という基本の簡単な配膳を、きちんとしてみましょう。
正しい配膳を毎回心がけ、季節感のあるランチョンマットや箸置きを使うだけでも、子どもには「食事は楽しくて大切な時間」、ということが伝わりますね。
これからも「保美豚だより」の中の食育コラム、「たべて生きる」をお届けしながら、食べることを学んで広がる豊かな文化が育まれることを目指していきます。次回もお楽しみに!
text and illustration : Masami Araki / Myoujou Library
photo : Koshi Asano / Office Presence