保美豚だよりvol.2

保美豚だより vol.2


保美豚だよりvol.2が発行となりました。

この冬は渥美半島も本当に寒かったですね。
でももう春です!

ぶーたんも、菜の花と柔らかくて美味しい春きゃべつと一緒に春を感じて嬉しそうです。
 
 

保美豚ニュース

【em CAMPUS FOODに保美豚が登場!】

2021年12月にオープンした豊橋まちなか図書館「emCAMPUS」(エムキャンパス)。みなさんは既に利用されましたか?こちらの1Fの施設、東三河の美味しい食の発信拠点「emCAMPUS FOOD」で保美豚の厳選加工品、ベーコン・ハムをご購入いただけるようになりました。町かな図書館に訪れた際にはぜひお立ち寄りくださいね。

emCAMPUS
 

保美豚おすすめレシピ

豚肩ロースとたっぷり野菜のごま味噌鍋



 
<材料>

・豚肩ロース 500g
・豆腐  1丁
・もやし 一袋
・キャベツ  1/4個
・にら  適量
・片栗粉 適量

A
・味噌  大さじ4
・白すりごま 大さじ3
・鳥ガラスープの素 適量
・みりん 大さじ2
 
<作り方>

① 豚肉は一口大に切り、片栗粉をまぶしておく。豆腐、にら、キャベツを好みの大きさに切る。野菜はお好みの大きさにカットしてください。


 
② 鍋に水3カップとAを合わせて火にかけ、煮立ったら豚肉を入れてさっと煮る。
 

 
③ アクをとっていったん火を止め、鍋の中央にもやしを、両脇に豚肉、キャベツ、豆腐を入れる。もやしの上ににらを並べ、ふたをして加熱して出来上がり!
 

 
保美豚の豚は抗生物質を使わずに育てているから自然なままの美味しさなんだよ。
 

 
 

はらぺこぶーたんと一緒に考える「食」のこと

ー保美豚食育コラムー

第2回「いただきます」と「ごちそうさま」


「いただきます」の本来の意味は食べ物そのもの(動物や植物)から命をいただくこと。「◯◯の命を私の命にさせていただきます」という意味が込められているそうです。また、「ごちそうさま」は漢字で書くと「御馳走様」。「馳走(ちそう)」は「お客様をもてなすために食材を求めて走り回る」という意味。色々な大変な思いをして食材の準備をし、運び、料理をしてくれた人へのねぎらいと感謝の心であり、相手を思いやる気持ちを忘れないように、という教えでもあるのです。
 

相手を思いやる気持ちなんだね。

 

食前の感謝のうた
「たなつもの 百(もも)の木草も 天照(あまてら)す 日の大神(おおかみ)の恵みえてこそ」
 
「たなつもの」とは穀物のことです。穀物や100ほどもある木や草の(植物)食材はお天道様である太陽がいてくれるからこそ、という意味が込められた和歌です。
 
●食後の感謝のうた
「朝宵(あさよい)に ものくうごとに 豊受(とよう)けの 神の恵み思え世の人」
 
朝と夜の食事の時には、お米をはじめとする衣食住を与えてくださる神様の恵みに感謝しましょう、という意味が込められた和歌です。
 


この2つのうたは、伊勢の松阪出身の江戸時代の国学者、本居宣長が作った食べ物への感謝のうたで、宣長がまとめた和歌集「玉鉾百首(たまぼこひゃくしゅ)の中の和歌です。ぜひ、声に出して唱えてみてくださいね。
「いただきます」「ごちそうさま」の意味をあらためて考えることで毎日の食事をいつも通り食べられる、当たり前のしあわせを思い直す良い機会になりそうです。
 

本居宣長(もとおりのりなが)について

本居宣長は、江戸時代の終わりに「国学」という学問を大成させた人です。三重県松坂市の出身の宣長は「源氏物語」や「古事記」を研究し、日本に古くからある精神や文化を研究する方法を「国学」という学問にまとめました。
松坂市にある「本居宣長記念館」では、宣長の業績や研究の資料などが数多く収蔵され保管され、宣長の考えや学問の大切さ、人柄に触れることが出来ますよ。

 
 
 
text and illustration : Masami Araki / Myoujou Library
photo : Koshi Asano / Office Presence